◆概要
当社では、ナノインプリント技術を用いた「カスタマイズ微細加工サービス」を提供しています。
これまで照明用・ディスプレイ用など、さまざまな光学フィルム向けのディフューザ/レンズ/プリズム構造などをカスタム対応してきましたが、新たに 自動車用ヘッドアップディスプレイ(HUD)向けの微細加工パターン の取り扱いを開始しました。
HUD開発において求められる「視認性」「安全性」「快適性」を、微細構造フィルムによる光学制御でサポートします。
⇒下記のお問い合わせフォームからお問い合わせ下さい。
◆HUDとは
HUD(Head Up Display)は、ドライバーが前方から視線を大きく外すことなく走行情報やナビゲーション情報を確認できる表示システムです。
- スピードメーターや警告表示
- ナビゲーションガイド
- ADAS(先進運転支援システム)のステータス表示 など
これらをフロントガラス付近に「浮かんで見える」ように表示し、安全運転と快適なドライビング体験に貢献します。
◆HUDの概念図イメージ
HUD の光学系の構成イメージを示した概念図です。主要な要素を A〜D の記号で示しています。
A:ディスプレイ(画像生成部)
HUD に表示するスピード、ナビ情報、警告アイコンなどの画像を生成する部分です。
LCD、DMD などの表示デバイスから光が出射され、後段の光学系へ送られます。
B:中間像面
ディスプレイからの像が一度ここで「実像」として結ばれる位置です。
この中間像面付近に、ディフューザ/プリズムなどの微細構造フィルムを配置することで、視野角・輝度分布・均一性などを最適化します。
C:平面ミラー(フォールディングミラー)
光路を折り曲げて、ダッシュボード内部に光学系をコンパクトに収めるためのミラーです。平面なので倍率やピントは変えず、光の進行方向だけを変更します。
D:曲面ミラー(主ミラー/コリメータミラー)
HUD の像を拡大し、ドライバーから見たときの見かけ上の距離(仮想像距離)を決める、光学系の中核となるミラーです。フロントガラスの曲率なども考慮しながら、像の大きさや歪みを補正します。
A で生成された画像は、B の中間像面で一度結像し、C の平面ミラーで折り返され、D の曲面ミラーを経由してフロントガラスへ導かれます。
ドライバーは前方の風景の上に、HUD の情報が浮かんで見えるように感じます。
◆当社が提供するHUD向け微細加工パターン
当社の微細加工カスタマイズモールドサービスでは、HUD向けに次のような構造を設計・製作・レプリカ供給まで対応します。
1. ディフューザ構造
- 水平方向・垂直方向で異なる拡散角の設計が可能
- 円形/楕円形/リニアなど、用途に応じたパターン形状
- 高透過タイプの拡散構造により、明るさと均一性の両立をサポート
2. レンズ/フレネル構造
- フレネルレンズ、シリンドリカルレンズなどの微細レンズ構造
- HUD用の表示位置・像距離に合わせたカスタム設計
- パターン精度の高いモールドにより、クリアで歪みの少ない像形成に貢献
3. プリズム構造
- 対称/非対称プリズムによる光の偏向・カットオフ制御
- 不要な光の侵入を抑え、表示領域のコントラスト向上に寄与
- µmオーダーの微細ピッチにも対応
◆特徴・メリット
当社のHUD向け微細加工パターンには、次のような特徴があります。
開発段階でのパターン検証から量産移行まで、継続的にサポート
カスタマイズ設計
- ご要望の配光・視野角・輝度分布に応じて、パターン形状・寸法を設計
- ディフューザ/レンズ/プリズムなどを組み合わせた光学特性の最適化が可能
高精度ナノインプリント技術
- 数百nm〜数十µmクラスの微細構造を高精度に転写
- モールドから量産用レプリカフィルムまで、一貫したプロセスで提供
フィルムベースでの供給
- PET/PC/TACなど各種フィルム基材に対応(厚みのご相談も可能)
- 既存の光学モジュールや貼り合わせ工程に組み込みやすい形で供給
試作から量産まで対応
- 少量の評価サンプルから、量産スケールまでスケールアップ対応
- 開発段階でのパターン検証から量産移行まで、継続的にサポート
◆開発・カスタマイズのご相談
- HUDの輝度や視野角の最適化を検討している
- 既存HUDのゴーストやムラを改善したい
- 新しいHUDコンセプトに合わせた光学フィルムを検討したい
といったご要望がございましたら、微細加工モールドの設計段階からご相談いただけます。
具体的な仕様やターゲット特性がお決まりでない場合でも、コンセプトレベルから一緒に検討させていただきます。
お問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。
◆お問い合わせフォーム
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