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カスタマイズ金型 ナノインプリント 機能性フィルム

裸眼3Dフィルムの使い心地を一気に高める

— 「自動アライメント」

裸眼3Dフィルムは、スマートフォンの画面に貼り付けるだけで立体的な映像表現が楽しめる新しい体験デバイスです。しかし、最大の“飛び出し感”と“見やすさ”を引き出すには、アライメント(位置合わせ)が欠かせません。

今回は、その設定をシンプルにしてくれる自動アライメント機能を紹介します。

■なぜアライメントが必要なのか?


裸眼3Dフィルムは、画面の画素(サブピクセル)に対して、フィルム側のレンズ構造をぴったり一致させることで、左右目にそれぞれ異なる映像を投影します。

この前提が崩れると……

  • ぼやける
  • 二重に見える
  • 飛び出し量が低くなる
  • 長時間視聴が疲れやすい

といった“不完全な3D”に。

実際、フィルム貼付位置が0.1〜0.2mmズレただけでも、画面全体で立体像に影響が出ます。

本来は治具で精密な貼付が可能ですが、人の手作業で寸分違わず…というのはほぼ不可能。

そこで活躍するのが、**アプリ側の補正(=アライメント)**です。

■自動アライメントはどう行う?


最新の自動アライメントは、専用の箱にスマホをセットし、上部に取り付けた鏡を使って画面全体のパターンを読み取ります。

仕組みはとてもシンプル:

  1. スマホを専用の箱にセット
  2. アプリ側で自動アライメントを開始
  3. 鏡越しに表示パターンを読み取り、ズレ量を解析
  4. レンズ配置に合わせて描画パラメータを自動調整

設定完了までわずか1〜2分
ユーザーはスマホを置いてボタンを押すだけです。

■自動アライメントはどう行う?


最新の自動アライメントは、専用の箱にスマホをセットし、上部に取り付けた鏡を使って画面全体のパターンを読み取ります。

仕組みはとてもシンプル:

  1. スマホを専用の箱にセット
  2. アプリ側で自動アライメントを開始
  3. 鏡越しに表示パターンを読み取り、ズレ量を解析
  4. レンズ配置に合わせて描画パラメータを自動調整

設定完了までわずか1〜2分
ユーザーはスマホを置いてボタンを押すだけです。

■「鏡を使う理由」は?


箱の上部に取り付けた鏡によって、

  • 視差パターンを見やすく反射
  • アプリが誤差を正確に検知
  • レンズと画素の“角度・位置”を解析

この“反射観測”が、短時間で精度の高い調整を可能にします。

■まとめ


裸眼3Dフィルムにおけるアライメントは、

  • 光学設計前提の精密なズレ補正
  • 人の貼付誤差を吸収
  • 端末ごとの差異にも対応
  • 立体感と視認性の両立に必須

という“縁の下の力持ち”な存在です。

そして今は、
スマホを箱に入れてボタンを押すだけ。

1〜2分の自動アライメントで、最大の飛び出し体験へ。

カスタマイズ金型 ナノインプリント 機能性フィルム

裸眼3Dフィルムの「飛び出し感」、どこまで出る?

— 実測メモ:その3(最大“飛び出し量”と演出の影響)

結論


視距離380mmで、“飛び出し量が大きい”コンテンツを再生したところ、約80〜90mmの手前方向(負の視差)を安定して確認。視距離の約21〜24%に相当します。

測定条件(概要)


  • 新製品:アイトラッキング対応アプリ+新型フィルム(端末:iPhone 15 Pro
  • 視距離:380mm固定
  • コンテンツ:前景が観察者側へ近づく演出、輪郭コントラスト高め
  • 計測:表示面を基準に前景の“見かけ位置”を目盛で読取(簡易法)

ポイント


  • 最大飛び出し量約80〜90mm
  • 快適域の目安〜80mmは多くの人で快適、90mmは演出・環境次第で負担増。
  • 見やすさ:アイトラッキングにより頭の小さな動きでも二重化しにくい
カスタマイズ金型 ナノインプリント 機能性フィルム

裸眼3Dフィルムの「飛び出し感」、どこまで出る?

— 実測メモ:その2(従来品との比較)

要約


第二世代の従来品と新製品(アイトラッキング対応アプリ+新型フィルム)の「飛び出し量(画面手前方向の見かけの距離)」を、視距離を変えて比較しました。結果として、新製品は視域(見える位置の広さ)と最大飛び出し量の双方で優位でした。

測定の概要


条件:同一シーンを表示し、視距離(画面〜目)を変化。各距離で「手前方向にどれだけ出て見えるか」を簡易計測。

端末・フィルム

  • 従来品(第二世代裸眼3Dフィルム)+ iPhone SE
  • 新製品(アイトラッキング対応)+ iPhone 15 Pro

注意:個人差・室内照明・端末個体差・コンテンツ差などで結果は変わり得ます。ここでは傾向の比較を主眼とします。

結果:視距離と飛び出し量の関係


視距離 (mm)従来品・飛び出し量 (mm)
iPhone SE
新製品・飛び出し量 (mm)
iPhone 15pro
280二重に見えて効果なし20
3802040
480二重に見えて効果なし60
  • 補足:「二重」はクロストークが増えて立体感が破綻している状態を指します。

読み取りポイント

  • 従来品は“当たり距離”が狭い。 380mm付近でのみ有意な飛び出し感(約20mm)が得られ、近すぎ・遠すぎでは二重化しやすい。
  • 新製品は距離に応じて飛び出し量が伸びる。 280→380→480mmと距離を離すにつれて、20→40→60mmと素直に増加。設置・姿勢の自由度が高い。

視域(見える位置の広さ)の違い


従来品:上下左右に少し頭を動かすだけで二重化しやすく、3Dを正しく感じられる位置が限定的

新製品:前面カメラを用いたアイトラッキングで視点に合わせて表示を補正上下左右の許容範囲が広く、姿勢変化に追従して“自然な飛び出し感”を維持。まるで画面内の物体がこちらを追ってくるような安定感がある。

なぜ差が出るのか(簡潔メモ)


  1. 視差制御の適応性:新製品は視線位置に合わせてリアルタイムに視差を最適化。
  2. レン ズ設計の最適化:マイクロレンズ設計・製造精度の向上により、クロストーク低減視域拡大を両立。
  3. 表示パイプライン:レンダリング側(アプリ)の最適化で、輝度・コントラストの配分エッジのにじみを抑制。

実用上のヒント


まずは380mm前後を基準距離に。ここを中心に前後へ調整し、自分の“当たり距離を見つけると安定します。

正面合わせ→徐々に頭を動かす順で確認。新製品は追従するので、最初に正面基準を作るとスムーズ。

環境光を整える(映り込み・逆光を避ける)と二重化がさらに減ります。

まとめ


  • 従来品:距離・位置の“当たり”が狭く、少し外れると二重化。
  • 新製品飛び出し量が距離に応じて段階的に伸び視域が広く体験の一貫性が高い。
  • 体験すると小さな差の積み重ねが**“歴然の違い”**として感じられます。

次回予告(その3)


  • 「飛び出しの最大量はどこまで行ける?」
  • 「演出(コンテンツ)による見え方の差」
  • “飛び出し量が大きい動画”での実測も実施。
カスタマイズ金型 ナノインプリント

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カスタマイズ金型 ナノインプリント 機能性フィルム

マイクロレンズ形状の精度向上

従来工法からの改良


レンチキュラーレンズなどの単純な形状からマイクロレンズアレイなどの複雑形状に対応する為に加工方法の改良を行っております。従来では、粗い階段構造からの加工にて構造を得ていましたが、工法の改良により複雑形状にも対応が可能となりました。

新工法の改良①


新工法の導入開発として、知見を積み重ねることで高い精度での設計の再現を再現することができました。再現性の追求と同時に、カスタマイズ設計の自由度を高める取り組みとして、構造高さを増加させることにも取り組み、25µmの限界高さから50µmの限界高さへの改良も行っています。

再現性が高まることで、周期的な歪みが新たな課題となってきました。

新工法の改良②


周期的な歪みは、大きなレンズではレンズ内に複数のスジが入り込むので、課題となっておりました。更なる開発を進めた結果、歪みを解消することが可能となりました。

これらの開発により、設計データにより近い微細構造の作成が可能となっております。