Category Archives: カスタマイズ金型

HUD カスタマイズ金型 ナノインプリント

表面微細構造ディフューザーのご紹介

高透過を維持しながら、配光(拡散)を表面構造で制御

表面微細構造ディフューザーは、光学フィルム/樹脂部品の表面に微細構造を形成し、散乱分布(配光)を設計することで、発光面の外観品質と視認性を最適化するためのディフューザーです。
粒子分散型の拡散方式とは異なり、拡散特性を「表面形状」で作り込めるため、用途に合わせた配光設計と見え方の調整が可能です。

狙える効果(代表例)

  • グレア(眩しさ)の低減:発光面の視認性改善、不要な輝点の抑制
  • LEDの点々/マトリクス感の抑制(隠蔽性):外観の均一化、発光面の品位向上
  • スパークリング(キラつき)の低減:視認時のざらつき感・粒状感の抑制
  • ヘイズ設計:透過と拡散のバランス最適化(用途要件に合わせて調整)

配光設計のラインナップ

用途に応じて、散乱分布(例:ガウス系/トップハット系)を選択し、拡散角を設計します。
標準レンジ(FWHMの目安)は以下です。

  • ガウス系:FWHM 15°〜50°
  • トップハット系(広角):FWHM 55°〜125°

また、配光形状として、円形/楕円形/線形(方向性付与)などの選択肢があります。
※角度・形状の最終仕様は、光源条件(配列、距離、指向性等)と要求外観により最適化します。

標準モールドを用意

上記レンジ内で標準モールドを用意しています。
そのため、まずは標準でスピーディに評価を開始し、必要に応じて要求仕様へ最適化(カスタム)する進め方が可能です。

※標準モールドの個別仕様の詳細については、お問合せ下さい。

お問合せ




    HUD カスタマイズ金型 ナノインプリント 機能性フィルム

    【お知らせ】HUD向け微細加工パターンの紹介ページを開設しました

    当社が展開する「カスタマイズ微細構造加工サービス」の一環として、このたび 自動車用ヘッドアップディスプレイ(HUD)向け微細加工パターン をご紹介する固定ページを新たに開設しました。

    従来より、ディスプレイ・照明・各種光学部品向けにディフューザ/レンズ/プリズムなどの微細加工モールドをカスタマイズ対応してまいりましたが、HUD市場の拡大とともに、フロントガラス投影に適した光学フィルムへのご要望が増えていることから、HUDに特化したコンテンツをまとめたページをご用意しました。

    ■主な内容


    新設した紹介ページでは、以下の内容をご覧いただけます。

    特徴・メリットの解説
    中間像面付近に配置する微細構造フィルムにより、
    視野角・輝度分布・均一性・コントラストなどをどのように最適化できるか、
    また、ナノインプリント技術による高精度なモールド製作と
    フィルムレプリカ供給体制についても概要をまとめています。

    微細加工カスタマイズモールドサービスの位置づけ
    HUD向け微細加工パターンが、当社のカスタマイズモールドサービスの中で
    どのような役割を担うのかをわかりやすく整理しています。

    HUD向け微細加工パターンの取り扱い開始について
    ディフューザ構造、レンズ/フレネル構造、プリズム構造など、
    HUDに求められる配光制御に対応したパターン例をご紹介しています。

    HUDの概念図(光学系イメージ)
    ディスプレイ(A)、中間像面(B)、平面ミラー(C)、曲面ミラー(D)といった
    HUDを構成する主要要素の関係を示した概念図を掲載し、
    どの位置で微細構造フィルムが機能するのかをイメージしやすいようにしました。

    ■HUD開発・評価に向けた活用イメージ


    HUDの光学設計・評価に取り組まれているお客様に向けて、

    • 中間像面付近での配光制御用フィルム検討
    • 現行HUDの視認性改善・ゴースト低減の試作検証
    • 新コンセプトHUDに合わせた光学パターンのカスタム設計

    といった場面で、当社の微細加工モールド&フィルムをご活用いただけるよう、順次事例紹介や技術情報も拡充していく予定です。


    HUD向けの光学フィルム・微細加工コンポーネントにご関心のある方は、ぜひ新設した固定解説ページをご覧ください。

    ▶ HUD向け微細加工パターン紹介ページはこちら

    今後とも、微細加工技術を通じてHUD分野の開発・量産をサポートしてまいります。

    カスタマイズ金型 ナノインプリント 機能性フィルム 裸眼3D

    裸眼3Dフィルムの「飛び出し感」、どこまで出る?

    — 実測メモ:その3(最大“飛び出し量”と演出の影響)

    結論


    視距離380mmで、“飛び出し量が大きい”コンテンツを再生したところ、約80〜90mmの手前方向(負の視差)を安定して確認。視距離の約21〜24%に相当します。

    測定条件(概要)


    • 新製品:アイトラッキング対応アプリ+新型フィルム(端末:iPhone 15 Pro
    • 視距離:380mm固定
    • コンテンツ:前景が観察者側へ近づく演出、輪郭コントラスト高め
    • 計測:表示面を基準に前景の“見かけ位置”を目盛で読取(簡易法)

    ポイント


    • 最大飛び出し量約80〜90mm
    • 快適域の目安〜80mmは多くの人で快適、90mmは演出・環境次第で負担増。
    • 見やすさ:アイトラッキングにより頭の小さな動きでも二重化しにくい
    カスタマイズ金型 ナノインプリント 機能性フィルム

    裸眼3Dフィルムの「飛び出し感」、どこまで出る?

    — 実測メモ:その2(従来品との比較)

    要約


    第二世代の従来品と新製品(アイトラッキング対応アプリ+新型フィルム)の「飛び出し量(画面手前方向の見かけの距離)」を、視距離を変えて比較しました。結果として、新製品は視域(見える位置の広さ)と最大飛び出し量の双方で優位でした。

    測定の概要


    条件:同一シーンを表示し、視距離(画面〜目)を変化。各距離で「手前方向にどれだけ出て見えるか」を簡易計測。

    端末・フィルム

    • 従来品(第二世代裸眼3Dフィルム)+ iPhone SE
    • 新製品(アイトラッキング対応)+ iPhone 15 Pro

    注意:個人差・室内照明・端末個体差・コンテンツ差などで結果は変わり得ます。ここでは傾向の比較を主眼とします。

    結果:視距離と飛び出し量の関係


    視距離 (mm)従来品・飛び出し量 (mm)
    iPhone SE
    新製品・飛び出し量 (mm)
    iPhone 15pro
    280二重に見えて効果なし20
    3802040
    480二重に見えて効果なし60
    • 補足:「二重」はクロストークが増えて立体感が破綻している状態を指します。

    読み取りポイント

    • 従来品は“当たり距離”が狭い。 380mm付近でのみ有意な飛び出し感(約20mm)が得られ、近すぎ・遠すぎでは二重化しやすい。
    • 新製品は距離に応じて飛び出し量が伸びる。 280→380→480mmと距離を離すにつれて、20→40→60mmと素直に増加。設置・姿勢の自由度が高い。

    視域(見える位置の広さ)の違い


    従来品:上下左右に少し頭を動かすだけで二重化しやすく、3Dを正しく感じられる位置が限定的

    新製品:前面カメラを用いたアイトラッキングで視点に合わせて表示を補正上下左右の許容範囲が広く、姿勢変化に追従して“自然な飛び出し感”を維持。まるで画面内の物体がこちらを追ってくるような安定感がある。

    なぜ差が出るのか(簡潔メモ)


    1. 視差制御の適応性:新製品は視線位置に合わせてリアルタイムに視差を最適化。
    2. レン ズ設計の最適化:マイクロレンズ設計・製造精度の向上により、クロストーク低減視域拡大を両立。
    3. 表示パイプライン:レンダリング側(アプリ)の最適化で、輝度・コントラストの配分エッジのにじみを抑制。

    実用上のヒント


    まずは380mm前後を基準距離に。ここを中心に前後へ調整し、自分の“当たり距離を見つけると安定します。

    正面合わせ→徐々に頭を動かす順で確認。新製品は追従するので、最初に正面基準を作るとスムーズ。

    環境光を整える(映り込み・逆光を避ける)と二重化がさらに減ります。

    まとめ


    • 従来品:距離・位置の“当たり”が狭く、少し外れると二重化。
    • 新製品飛び出し量が距離に応じて段階的に伸び視域が広く体験の一貫性が高い。
    • 体験すると小さな差の積み重ねが**“歴然の違い”**として感じられます。

    次回予告(その3)


    • 「飛び出しの最大量はどこまで行ける?」
    • 「演出(コンテンツ)による見え方の差」
    • “飛び出し量が大きい動画”での実測も実施。
    カスタマイズ金型 ナノインプリント

    モスアイ用テストモールドがついに完成!ナノ加工をもっと手軽に

    「金型のコストがネックで試作が進まない…」
    そんな声から生まれたのが、モスアイなどの高精度ナノ加工を実現する フレキシブルな樹脂モールド です。

    従来の金型と比べて 約半額 というコストメリットに加え、試作や研究開発に適した扱いやすさも兼ね備えています。
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    カスタマイズ金型 ナノインプリント 機能性フィルム

    マイクロレンズ形状の精度向上

    従来工法からの改良


    レンチキュラーレンズなどの単純な形状からマイクロレンズアレイなどの複雑形状に対応する為に加工方法の改良を行っております。従来では、粗い階段構造からの加工にて構造を得ていましたが、工法の改良により複雑形状にも対応が可能となりました。

    新工法の改良①


    新工法の導入開発として、知見を積み重ねることで高い精度での設計の再現を再現することができました。再現性の追求と同時に、カスタマイズ設計の自由度を高める取り組みとして、構造高さを増加させることにも取り組み、25µmの限界高さから50µmの限界高さへの改良も行っています。

    再現性が高まることで、周期的な歪みが新たな課題となってきました。

    新工法の改良②


    周期的な歪みは、大きなレンズではレンズ内に複数のスジが入り込むので、課題となっておりました。更なる開発を進めた結果、歪みを解消することが可能となりました。

    これらの開発により、設計データにより近い微細構造の作成が可能となっております。